純恋歌
3-Arrows
12月、東京、歌手、大橋亜依子23才が好きな物はあまり多くの人に共感されない。
そしてよく変わり者と言われる。
好きな戦国武将は毛利元就
好きなお札の人は夏目漱石
好きな天気は雨
好きなデザートは干し柿
好きな技は貫手
好きな言葉は、慌てる時間じゃない
好きなプロレスラーはアントニオ猪木
今まで冒頭に好きなものの話ししか書いてこなかったが好きな物以上に嫌いな物が沢山ある。
けれどそれは書くのはやめておく。
古代、言葉は言霊と呼ばれ不思議な力を宿していると言われていた。
なので私は出来るだけ好きな物だけを口にするようにしている。
今日は年末歌番組の出演がある為テレビ局に収録に来ている。
「大輔、大輔、どう変じゃない?」
剛が大輔に聞いていた。
「ええよ、男前よ!」
控室でメイクさんに派手目に顔を作ってもらった剛にグッと親指を立ててた。
「大輔は彼女と順調?」
「順調よ」
「いいなぁ…」
先月に彼女と別れた剛は深くうなだれていた。
彼女の美咲ちゃんとは剛は高校を卒業してからも長く付き合ってたが彼女は大学卒業後に上京。
それでも遠距離恋愛を続け、剛も後を追って上京するもバリバリのキャリアウーマンとして世界各地を飛び回るようになり
「ごめんね私、結婚願望ないから」
彼女にある日別れを告げられたらしい。
別れた後の一週間はずっっっっとメソメソメソメソ。
ようやく復活したかと思ったらそっからしみったれた失恋ソングばかりの作曲が進む進む。
(なんか音楽の方向性違って来てねぇ?)
なんとか我がバンドのブレインの彼に早く彼女を見つけてあげなければ明るい歌は作れないような気がする。
「もうそろそろ時間となりますのでお願いします」
スタッフさんの声に私達は
「はーい」
声を出して立ち上がった。
そしてよく変わり者と言われる。
好きな戦国武将は毛利元就
好きなお札の人は夏目漱石
好きな天気は雨
好きなデザートは干し柿
好きな技は貫手
好きな言葉は、慌てる時間じゃない
好きなプロレスラーはアントニオ猪木
今まで冒頭に好きなものの話ししか書いてこなかったが好きな物以上に嫌いな物が沢山ある。
けれどそれは書くのはやめておく。
古代、言葉は言霊と呼ばれ不思議な力を宿していると言われていた。
なので私は出来るだけ好きな物だけを口にするようにしている。
今日は年末歌番組の出演がある為テレビ局に収録に来ている。
「大輔、大輔、どう変じゃない?」
剛が大輔に聞いていた。
「ええよ、男前よ!」
控室でメイクさんに派手目に顔を作ってもらった剛にグッと親指を立ててた。
「大輔は彼女と順調?」
「順調よ」
「いいなぁ…」
先月に彼女と別れた剛は深くうなだれていた。
彼女の美咲ちゃんとは剛は高校を卒業してからも長く付き合ってたが彼女は大学卒業後に上京。
それでも遠距離恋愛を続け、剛も後を追って上京するもバリバリのキャリアウーマンとして世界各地を飛び回るようになり
「ごめんね私、結婚願望ないから」
彼女にある日別れを告げられたらしい。
別れた後の一週間はずっっっっとメソメソメソメソ。
ようやく復活したかと思ったらそっからしみったれた失恋ソングばかりの作曲が進む進む。
(なんか音楽の方向性違って来てねぇ?)
なんとか我がバンドのブレインの彼に早く彼女を見つけてあげなければ明るい歌は作れないような気がする。
「もうそろそろ時間となりますのでお願いします」
スタッフさんの声に私達は
「はーい」
声を出して立ち上がった。