純恋歌
始まり
文化祭で行われる今年の体育館でのイベントは

軽音部による演奏
空手道部による演武
チアリーディング部によるチアダンス
男女体操部による縄跳びダンス
吹奏楽部の演奏
ダンス部によるダンス

などなど。

各部活のレベルも高く文化祭での披露にもしっかり仕上げてくる。

ただ、軽音部部は同好会の延長であるためレベルはそこまで高くない為、毎回早めに披露していた。

今回僕達は軽音部の後に披露する事となった。

元々予定してないイベントに設けれる時間があまりないと、それでも良いならと、演奏出来る時間は15分と決まった。

それから演奏するバンドを誰のコピーにするかどの曲にするか等話し合いを進める中1曲目は校歌にする事になった。

「テイストは？」

「もちアイドル風！……あ、うそうそ！ロック風ね！」

剛がジョークを交え剛がロック風に仕上げてくるからと決まった。

2曲目に演奏する歌になった時、僕はみんなにお願いした。

「良かったらなんだけど、その日誕生日の人が居て、その人に向けた歌をうたいたいなって」

「なんの歌にする？」

「じゃあ、モンパチのhappy birth dayは？」

「良いじゃん、良いじゃん！」

モンゴル800のhappy birth dayに決まった。

「ちなみにその人は彼女？」

そうニヤニヤして聞いてくるみんなに

「違う違う！」

慌てて否定した。

じゃあもう一曲もモンパチからにするかと流れの中

「どうしてもなんだけど、１曲作ってやりたい」

剛が言い出した。
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