純恋歌
2000年、秋、広島。
中学3年生の僕は親に買ってもらった音楽プレイヤーを聞きながら通学していた。
この頃世間はR&Bやヒップホップ歌手がJ-POPの中心となりよく聞かれていた。
「おはよ!何聞いとんの?」
学校までもう少しの距離で中学校で唯一親友と呼べる大輔が話しかけてかた。
「今日はHi-STANDARD」
僕はインディーズミュージシャンがカッコよく聞こえ、よく聞いていた。
「お!ええねー!やっぱウチの兄貴の影響か?」
大輔のお兄さんの圭祐さんは3歳年上の高校3年生ながらギターが趣味でバンドを組んでいてコピーバンドで様々な曲を演奏しているので家に遊びに行くと
「お!拓郎君!練習中の曲演奏するから歌ってくれ」
そんな風に僕によく聞かせたり歌わせたりしていた。
ちなみにお兄さんはTHE BLUE HEARTSの曲をよく弾いていた。
大輔も一緒に歌ったりドラムの代わりに手で箱を叩いたりして盛り上がるその時間が最高に楽しかった。
「今度兄貴のバンドのライブがあるけど見に行く?」
「行く行く!」
僕は前のめりに答えた。
圭祐さん達は場数が必要と言って数ヶ月置きにライブハウスでライブを行なっていた。
僕も毎回ではないけれど夏休みなど時間がある時は見に行っては楽しんでいた。
毎回ライブは盛り上がり、オリジナル曲もあり、ファンも少しながらも居たりするのでてっきり続けてメジャーデビューを目指すのだろうと思っていたが高校を卒業後バンドは解散した。
中学3年生の僕は親に買ってもらった音楽プレイヤーを聞きながら通学していた。
この頃世間はR&Bやヒップホップ歌手がJ-POPの中心となりよく聞かれていた。
「おはよ!何聞いとんの?」
学校までもう少しの距離で中学校で唯一親友と呼べる大輔が話しかけてかた。
「今日はHi-STANDARD」
僕はインディーズミュージシャンがカッコよく聞こえ、よく聞いていた。
「お!ええねー!やっぱウチの兄貴の影響か?」
大輔のお兄さんの圭祐さんは3歳年上の高校3年生ながらギターが趣味でバンドを組んでいてコピーバンドで様々な曲を演奏しているので家に遊びに行くと
「お!拓郎君!練習中の曲演奏するから歌ってくれ」
そんな風に僕によく聞かせたり歌わせたりしていた。
ちなみにお兄さんはTHE BLUE HEARTSの曲をよく弾いていた。
大輔も一緒に歌ったりドラムの代わりに手で箱を叩いたりして盛り上がるその時間が最高に楽しかった。
「今度兄貴のバンドのライブがあるけど見に行く?」
「行く行く!」
僕は前のめりに答えた。
圭祐さん達は場数が必要と言って数ヶ月置きにライブハウスでライブを行なっていた。
僕も毎回ではないけれど夏休みなど時間がある時は見に行っては楽しんでいた。
毎回ライブは盛り上がり、オリジナル曲もあり、ファンも少しながらも居たりするのでてっきり続けてメジャーデビューを目指すのだろうと思っていたが高校を卒業後バンドは解散した。