純恋歌
卒業式の日
最後に教室でみんな席に着いた。
このクラスの人達とこれからの人生でもう二度と会わない人も居るだろう。
それでもこの時この学校で同じ時を過ごした事は忘れない。
「ありがとうな、拓郎!」
「いつかライブやってくれよ!メジャーデビュー楽しみにしとくから!」
「将来の活躍を期待しとくぜ」
みんな思い思いに言葉を交わした。
その中でやはり文化祭でのライブはよほどみんなの心に刺さったらしくメジャーデビューや音楽の道に進んで欲しいとの声を沢山いただいた。
嬉しかったがこれからも文字を失う事があるかもしれない僕はアーティストとして進むのに若干抵抗があった。
「バンドは趣味程度で良いんじゃない?」
休日、久々に大輔の家に言ってたわいのない話をしていた。
「つか、今度ライブしようや!ドラム叩くから!」
大輔が前のめりに提案してきた。
大輔はお兄さんの影響で高校に上がってからドラムをやっていたが、まだライブの経験がない。
「な!頼むよ!わしも一度はやってみたいんよ!」
「メンバーは?」
僕はそこまで乗り気にならず流しながら聞いた。
「ギターは剛でベースは同じ大学の友達に聞いてみるよ」
「うーん。わかった」
その日はそこまで話を詰めずまた後日にと話しを流した。
「どうだい?体の調子は?」
僕はこの日病院で定期的に行っている検査にきていた。
「以前よりかは……と、言いたいですが正直あまり何も変わらないです」
僕は苦笑いして答えた。
「ただ、彼女が居て気持ち的にはかなり楽です」
「そうかい、それは良い事だね」
僕は医者と今後について色々一緒に考えた。
最後に教室でみんな席に着いた。
このクラスの人達とこれからの人生でもう二度と会わない人も居るだろう。
それでもこの時この学校で同じ時を過ごした事は忘れない。
「ありがとうな、拓郎!」
「いつかライブやってくれよ!メジャーデビュー楽しみにしとくから!」
「将来の活躍を期待しとくぜ」
みんな思い思いに言葉を交わした。
その中でやはり文化祭でのライブはよほどみんなの心に刺さったらしくメジャーデビューや音楽の道に進んで欲しいとの声を沢山いただいた。
嬉しかったがこれからも文字を失う事があるかもしれない僕はアーティストとして進むのに若干抵抗があった。
「バンドは趣味程度で良いんじゃない?」
休日、久々に大輔の家に言ってたわいのない話をしていた。
「つか、今度ライブしようや!ドラム叩くから!」
大輔が前のめりに提案してきた。
大輔はお兄さんの影響で高校に上がってからドラムをやっていたが、まだライブの経験がない。
「な!頼むよ!わしも一度はやってみたいんよ!」
「メンバーは?」
僕はそこまで乗り気にならず流しながら聞いた。
「ギターは剛でベースは同じ大学の友達に聞いてみるよ」
「うーん。わかった」
その日はそこまで話を詰めずまた後日にと話しを流した。
「どうだい?体の調子は?」
僕はこの日病院で定期的に行っている検査にきていた。
「以前よりかは……と、言いたいですが正直あまり何も変わらないです」
僕は苦笑いして答えた。
「ただ、彼女が居て気持ち的にはかなり楽です」
「そうかい、それは良い事だね」
僕は医者と今後について色々一緒に考えた。