純恋歌
剛く
本当に俺、上島剛はいっぱい色んな人に迷惑をかけては後悔だらけの人生でどうしようもない。
「剛!こら!また喧嘩して!」
小さい頃からしょっちゅう喧嘩をしては母に怒られていた。
「名前が剛の俺に勝てると思ってんのか!俺は強いんだぜ!」
そう言っては力こぶを作るポーズを見せては暴れていた。
決して喧嘩が強いから喧嘩をするわけじゃなくて負けん気な性格から謝ると負けだと思って意地張ってきた結果喧嘩だらけの日々を過ごしていた。
「おたくの息子にやられたと言ってるんですが!」
そんな風に言ってくる相手の親も少なくなく母さんはしょっちゅう色んな親に頭を下げてかなり迷惑かけてきた。
「どうしたら喧嘩しないで仲良くなれるのかねぇ?」
母さんは呆れた顔でよく俺に尋ねてきた。
小学6年生の頃、喧嘩してケガをさせて病院沙汰にしてしまい謝りに連れて行かれた時、
(やっぱり俺悪くねぇ!)
そう思って引き返してその場から走り出した。
病院内で
「わわわ!」
ぶつかりそうになった子が尻もちを付いた瞬間
「あ、わりぃ!」
咄嗟に謝った。
(あれ?俺さっき謝ったじゃん!)
病院の外に出た時に気付いて立ち止まった。
すると追いかけてきた母さんが目に入ったので報告した。
「母さん俺謝ったよ!」
「嘘付くな!戻って謝りに行くよ!」
無理矢理謝りに戻された。
ただ、この日少年と出会ってから少しではあるが謝る事が出来るようになった。
「剛!こら!また喧嘩して!」
小さい頃からしょっちゅう喧嘩をしては母に怒られていた。
「名前が剛の俺に勝てると思ってんのか!俺は強いんだぜ!」
そう言っては力こぶを作るポーズを見せては暴れていた。
決して喧嘩が強いから喧嘩をするわけじゃなくて負けん気な性格から謝ると負けだと思って意地張ってきた結果喧嘩だらけの日々を過ごしていた。
「おたくの息子にやられたと言ってるんですが!」
そんな風に言ってくる相手の親も少なくなく母さんはしょっちゅう色んな親に頭を下げてかなり迷惑かけてきた。
「どうしたら喧嘩しないで仲良くなれるのかねぇ?」
母さんは呆れた顔でよく俺に尋ねてきた。
小学6年生の頃、喧嘩してケガをさせて病院沙汰にしてしまい謝りに連れて行かれた時、
(やっぱり俺悪くねぇ!)
そう思って引き返してその場から走り出した。
病院内で
「わわわ!」
ぶつかりそうになった子が尻もちを付いた瞬間
「あ、わりぃ!」
咄嗟に謝った。
(あれ?俺さっき謝ったじゃん!)
病院の外に出た時に気付いて立ち止まった。
すると追いかけてきた母さんが目に入ったので報告した。
「母さん俺謝ったよ!」
「嘘付くな!戻って謝りに行くよ!」
無理矢理謝りに戻された。
ただ、この日少年と出会ってから少しではあるが謝る事が出来るようになった。