純恋歌
「高校進んだらどうする?どっかチームに入る?」
中学のヤンキー達は行く高校もだが進んだ先に入るであろうチームにも悩んでた。
地元の先輩がやってるチーム。進んだ高校が主体でやってるチーム。
特攻服を見に纏った暴走族から同じカラーのジャージやバンダナを纏ったギャングまで様々なチームもあったが、そんな形式とかにとらわれないチーマーと呼ばれる不良集団が多かった。
「どうせなら同じチームが良いよね」
「入ったチームで敵対してたりとかダルいし」
そんな会話をしてると翼がみんなに聞こえるように大きい声で言った。
「それだったら入らずにチーム作ろぜ!」
翼が目を輝かせて続けて言う。
「人数も俺達だけの少数精鋭でさ、高校入ったらみんなバイトしてバイク買ってさ!絶対楽しいよ!」
「良いねぇ!怖い先輩も居なくて最高やん!」
そう言う俺の言葉に
「剛の場合は怖い先輩じゃなくてムカつく先輩の間違いじゃろ?」
翼が言ってみんな笑った。
「なあ健太も高校入ったら一緒にチームやろうぜ!俺が頭で健太は親衛隊長でさ!みんなで真っ白な特攻服着ようで!金刺繍入りのやつをさ!」
翼が健太を誘うも
「俺はそう言うのいいや」
健太がそう言い立ち上がった。
「なんで?」
「んー、やるなら初めから大きいチームが良いなって思って。つか特攻服作るのってめっちゃ金かかるんだぜ。それに自分達でチーム作ると周りから反感買って速攻で潰されるって聞くし」
「そっか」
「なんか冷めたな」
俺の言葉にその場は解散となり、この話も一旦保留となった。
そして冬が近づくとそれまで俺達6人グループも塾や勉強などで全員で集まる事はなくバラバラになっていった。
中学のヤンキー達は行く高校もだが進んだ先に入るであろうチームにも悩んでた。
地元の先輩がやってるチーム。進んだ高校が主体でやってるチーム。
特攻服を見に纏った暴走族から同じカラーのジャージやバンダナを纏ったギャングまで様々なチームもあったが、そんな形式とかにとらわれないチーマーと呼ばれる不良集団が多かった。
「どうせなら同じチームが良いよね」
「入ったチームで敵対してたりとかダルいし」
そんな会話をしてると翼がみんなに聞こえるように大きい声で言った。
「それだったら入らずにチーム作ろぜ!」
翼が目を輝かせて続けて言う。
「人数も俺達だけの少数精鋭でさ、高校入ったらみんなバイトしてバイク買ってさ!絶対楽しいよ!」
「良いねぇ!怖い先輩も居なくて最高やん!」
そう言う俺の言葉に
「剛の場合は怖い先輩じゃなくてムカつく先輩の間違いじゃろ?」
翼が言ってみんな笑った。
「なあ健太も高校入ったら一緒にチームやろうぜ!俺が頭で健太は親衛隊長でさ!みんなで真っ白な特攻服着ようで!金刺繍入りのやつをさ!」
翼が健太を誘うも
「俺はそう言うのいいや」
健太がそう言い立ち上がった。
「なんで?」
「んー、やるなら初めから大きいチームが良いなって思って。つか特攻服作るのってめっちゃ金かかるんだぜ。それに自分達でチーム作ると周りから反感買って速攻で潰されるって聞くし」
「そっか」
「なんか冷めたな」
俺の言葉にその場は解散となり、この話も一旦保留となった。
そして冬が近づくとそれまで俺達6人グループも塾や勉強などで全員で集まる事はなくバラバラになっていった。