純恋歌
家のチャイムが鳴り先生が来てくれた。
「どうした?大丈夫なのか?」
「うーん、多分」
助手席に乗り窓から見えるビルの光を眺めながら特に先生と会話もなく割とすぐに病院に着いた。
「ありがとうございました」
ペコリと頭を下げ、帰ってもらおうと思ったけど井上先生は付いて来てくれた。
「お母さんに剛を会わすまでもう少し付いて行くよ」
受付で名前を言ったらバタバタと慌ただしく看護婦さんが案内してくれた。
「お父様ですか?」
「あ、いえ、上島君の担任です」
案内されたのはICUと書かれた扉の近くの椅子。
ここで座って待ってくださいとの事。
椅子の近くに母さんと同じ職場の人だろうか。
落ち着きがない様子で立っていた。
「上島さんのご家族の方ですか?」
「あ、いえ私は上島剛君の担任になります。この子は息子の剛君です」
俺はペコリと頭を下げて椅子に腰掛けた。
話を聞くと、母さんは仕事を終えて自転車に乗って帰宅中、2輪者用の横断歩道を渡っていると信号無視で来た車とぶつかったらしい。
事故現場が職場からすぐの場所だった為すぐに人が駆け寄り救急車を呼んだりと割とすぐに対応できたらしい。
職場の人が話す言葉もどこか人ごとのように聞いていた。
そして職場の人は家に家族が居るからすみませんと言って帰っていった。
長くなりそうなので待合室に移動したら
「ほら、飲むか?」
そう言って先生がお茶を渡してきた。
「後これ食うか?」
メロンパンも渡してきた。
「ありがとうございます」
ゆっくり味わって食べた。
「どうした?大丈夫なのか?」
「うーん、多分」
助手席に乗り窓から見えるビルの光を眺めながら特に先生と会話もなく割とすぐに病院に着いた。
「ありがとうございました」
ペコリと頭を下げ、帰ってもらおうと思ったけど井上先生は付いて来てくれた。
「お母さんに剛を会わすまでもう少し付いて行くよ」
受付で名前を言ったらバタバタと慌ただしく看護婦さんが案内してくれた。
「お父様ですか?」
「あ、いえ、上島君の担任です」
案内されたのはICUと書かれた扉の近くの椅子。
ここで座って待ってくださいとの事。
椅子の近くに母さんと同じ職場の人だろうか。
落ち着きがない様子で立っていた。
「上島さんのご家族の方ですか?」
「あ、いえ私は上島剛君の担任になります。この子は息子の剛君です」
俺はペコリと頭を下げて椅子に腰掛けた。
話を聞くと、母さんは仕事を終えて自転車に乗って帰宅中、2輪者用の横断歩道を渡っていると信号無視で来た車とぶつかったらしい。
事故現場が職場からすぐの場所だった為すぐに人が駆け寄り救急車を呼んだりと割とすぐに対応できたらしい。
職場の人が話す言葉もどこか人ごとのように聞いていた。
そして職場の人は家に家族が居るからすみませんと言って帰っていった。
長くなりそうなので待合室に移動したら
「ほら、飲むか?」
そう言って先生がお茶を渡してきた。
「後これ食うか?」
メロンパンも渡してきた。
「ありがとうございます」
ゆっくり味わって食べた。