純恋歌
卒業式の日の朝
「じゃあ行ってきます」
母さんと父さんの遺影に手を合わせ家を出た。
翼と待ち合わせをして
「おはよ」
「どう、翼、俺変じゃない?」
ブレザーにパリッと決まったカッターシャツを見せた。
「大丈夫、男前よ」
一緒に最後の学校に行った。
卒業式は泣かないだろうなと思ってたが巣立ちの歌を歌ってたら気がついたら号泣していた。
俺の号泣にまた一人、また一人とどんどんどんと釣られて多くのクラスメイトが泣いていた。
けど、それが可笑しくて笑えた。
クラスに戻り最後のホームルーム。
先生に生徒が描き寄せた色紙と花束を渡し先生の言葉があった。
「君達は何にでもなれる。大人になった君達に会うのが今から楽しみです。また会いましょう」
そして一人ずつ一言ぐらいの挨拶を回して終わる事になった。
俺の番になり、俺は立ち上がった。
「俺は強い人間になります!それは力が強いって事ではなくて男として人として強いって事です!今までみんなにいっぱい迷惑かけました。ごめんなさい。そしてありがとうございました」
自分が喋る事で拍手が起きて少し嬉しかった。
「剛写真撮ろうぜー!」
ホームルームを終え、外で翼達が写真撮影をしていた。
「オーケー!撮ろう撮ろう!」
何枚も何枚も撮った。
「先輩!ボタンください!」
「はい、良いよー」
「あ、私も欲しい」
「はい、どうぞ」
次々とありがたい事に言ってくれる人が多くて腕までのボタンも無くなった。
「ボタン完売です!ごめんなさい!」
大声で言って笑った。
そして
「あれ?あの2年生の後輩の男の子どこだろ?」
一緒に写真撮って欲しいと言ってたけど見当たらなかった。
「じゃあ行ってきます」
母さんと父さんの遺影に手を合わせ家を出た。
翼と待ち合わせをして
「おはよ」
「どう、翼、俺変じゃない?」
ブレザーにパリッと決まったカッターシャツを見せた。
「大丈夫、男前よ」
一緒に最後の学校に行った。
卒業式は泣かないだろうなと思ってたが巣立ちの歌を歌ってたら気がついたら号泣していた。
俺の号泣にまた一人、また一人とどんどんどんと釣られて多くのクラスメイトが泣いていた。
けど、それが可笑しくて笑えた。
クラスに戻り最後のホームルーム。
先生に生徒が描き寄せた色紙と花束を渡し先生の言葉があった。
「君達は何にでもなれる。大人になった君達に会うのが今から楽しみです。また会いましょう」
そして一人ずつ一言ぐらいの挨拶を回して終わる事になった。
俺の番になり、俺は立ち上がった。
「俺は強い人間になります!それは力が強いって事ではなくて男として人として強いって事です!今までみんなにいっぱい迷惑かけました。ごめんなさい。そしてありがとうございました」
自分が喋る事で拍手が起きて少し嬉しかった。
「剛写真撮ろうぜー!」
ホームルームを終え、外で翼達が写真撮影をしていた。
「オーケー!撮ろう撮ろう!」
何枚も何枚も撮った。
「先輩!ボタンください!」
「はい、良いよー」
「あ、私も欲しい」
「はい、どうぞ」
次々とありがたい事に言ってくれる人が多くて腕までのボタンも無くなった。
「ボタン完売です!ごめんなさい!」
大声で言って笑った。
そして
「あれ?あの2年生の後輩の男の子どこだろ?」
一緒に写真撮って欲しいと言ってたけど見当たらなかった。