エリート副操縦士は年下妻を過保護に愛を注ぎたい。



 到着したら、ショピングモールの中にあるレストラン街に直行した。
 レストラン街にあるおしゃれな和食屋さんに決めてお店に入ると明るい店員さんが迎えてくれてすぐに席に案内してくれて席に着く。メニューを見てどれにしようかとペラペラと眺めて【国産牛肉とズッキーニのトマト炒め】というのに心惹かれてそれの定食にすることにした。奈津ちゃんも決まったようで、店員さんを呼んで注文をした。


「……で、何があったの。普通なら新婚ラブラブでしょ」

「まぁ、うん。私がただ一人で悩んでるだけなんだよね。律さんはとても優しいし大事にしてくれる。だけど、ね」


 いやいやいや、こんなところで『夜の営みがないんです、どうしたら』なんて言えないでしょ!?
 無理無理!


「もしかして、……“夜の営み”がないとか?」

「えっ、な、なんで!?」

「んーなんとなく? だけど、そんなに気にすることかな。旦那さんは大切にしてくれてる証拠じゃない?」



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