エリート副操縦士は年下妻を過保護に愛を注ぎたい。

 確かにそうなんだけど……それは伝わってくる。でも、夫婦なんだしもっと求めてくれてもいいのになぁって思ってしまう。
 少しでもいいから求められたいんだと思う。


「柚葉は大学生だし、もし妊娠とかしたら大学どうするのって話になっちゃうでしょ。そこ気にしてるんじゃないかなー」

「そうだよね……」

「まぁ、そんなにあれなら……部屋着を少しだけ色っぽいものにしてみるとか?」


 部屋着を色っぽい……ということは積極的に、律さんを誘惑するってことだよね。誘惑なんて私にできるのだろうか。
 そんな話をご飯前にしてしまい、私はドキドキが止まらなかった。だけど、ここで諦めたら律さんは一生触ってくれないような気がした。

 ご飯をほんの十五分ほどで食べ終わり、私は奈津ちゃんの勧めで下着ショップに立ち寄る。
 そこで奈津ちゃんの勧めで、いつもなら付けないようなブラにスケスケのキャミソールにショートパンツと膝より上の長さのガウンが三点セットになっているものを購入してしまった。




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