※ちょろい私に本当の恋を教えてくださいっ

「っ、…」





「せっかくだし、なんか話そーよ」




「う、ん」




あ、じゃあ…






そう言って、私は星咲くんについて


疑問に思ってたことを質問することにしました。






「…星咲くんって、女の子苦手なんだよね?」




「まーね、うるさいしめんどくさい」




「…じゃあ、どうして私と仲良くしてくれてるの?」





そう、忘れかけていたけれど



星咲くんは、女の子が嫌いだそう。




女の子とは喋らない、相手をしない、



徹底して避けていたと聞いていました。







なのに、今私の膝の上で優雅に寝転んでいます。





教室を出る時も、帰りの時も、



ずっと距離が近い。





「なんで、なの?」





少し興味があったから


この期に及んで、本人に聞いてしまいました




「あんたは他と違う」



他と違って、




何故か惹かれるから



と、真っ直ぐに私を見つめて言った星咲くん


「…へっ?」



「そういう、マヌケっぽい返事も含めてね」


とニッコリ笑った。


「うぅ…反射的に出るんだよ…」



「ははっ、こんなことで赤くなるんだ」



色んな表情すんのもいいけど


赤くなってるところが1番可愛いよ。





そう笑って、私の指先にキスを落としました






「なっ、なに…へっ」




顔は火照り、耳まで真っ赤に染まる私。




「なんでそんなっ恥ずかしいことを…!」
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