※ちょろい私に本当の恋を教えてくださいっ
「連絡先教えて」
「わ、わかった」
今初めて、お互いの連絡先を追加しました。
どうして急に…?と、思いましたが
彼が何故か満足そうにスマホを眺めていたので
私もつられて頬が緩みました
うれし、かったのです
星咲くんと連絡先を交換できて。
「なんか送ってみてよ」
と、少し面白がって言ってきた星咲くん
「じゃあ…」
ポンっと、スタンプを送信しました
「かわいいスタンプだね」
「でしょ!お気に入りのキャラクターなんだ〜」
へへっ、とにやけてしまいました
「可愛いね」
「うんうん、私も思うよ」
「スタンプじゃなくて」
そう言いながら、私の頬を
星咲くんの手が
スリっと優しく撫でる
「夢乃サンだよ」
と、また優しく
私の頬から耳へ撫でていく。
ぶわっ
一気に真っ赤になりました。