この恋は、『悪』くない。ー番外編ー ボクが見た世界

「アメオ…
母さんが、亡くなったんだ」



ある日

アナタが言いました



よくわかりませんが

アナタは酷く落ち込んでいました



舐めても舐めても

雨はどんどん降ってきて

その雨が冷たくならないように

ボクは毎日アナタの頬を舐め続けました



アナタの頬は

乾くことなく

いつまでも濡れていました



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