この恋は、『悪』くない。ー番外編ー ボクが見た世界

また3人の日々が戻ってきました



アナタが帰って来てから

ボクとアナタとあの人と

毎日3人ですね



なんだか

嬉しくて

仕方ありません



「アメ、オレ
ずっとこのままがいいな…

ケガしたけど
沙和が毎日来てくれるから
ケガしてよかったな…
なんて思っちゃうんだよね

アホだな、オレ…

でもケガでよかった
死んでたら
もぉアメにも沙和にも会えなかった」



アナタはボクといる時間が増えました



アナタがボクを抱いて

撫でてくれるのは

気持ちよくて

好きな時間です



アナタの膝の上は

温かくて

好きな場所です



「今日の夕飯なにかな…
早く沙和来ねーかな…
今日は何話そうかな…
ずっと沙和のこと考えて…

こんな日がいつまでも続けばいいな…

オレ、サイコーに幸せ

そしたら沙和
オレに愛想尽かすだろーな…フ…

早く仕事復帰してさ
そしたら沙和に気持ち伝えようかな…

また沙和とバイクも乗りてーけど
事故の時、沙和乗せてなくてよかったー
事故った時、1番に
沙和の顔が過ぎったんだよね…

あ、アメどーしよ…とも思ったけどな

沙和のこと
傷付けたくないんだ

ホントに、好きなんだよね…

ずっと、好きなんだよね…

公園でアメに出会った時は
もぉ好きだった…

アレからずっと、好きだった」



ボクはアナタが何を言っているのか

ほとんどわかりませんが



アナタが話している振動も

アナタの声も温もりも

とても気持ちよくて

大好きです



ゴロゴロゴロ…



「まぁ、アメのことも
ずっと好きだよ

オマエは無条件にかわいい」



ーーー



アナタもボクのこと

好きですね



わかってますよ



「アメーーー!!!」



わかってますって!



お腹もふもふしないでください

くすぐったいです



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