ラストノートは滴る溺愛で
もう誰にも本気にならないと決めた。

あと腐れない関係が、面倒くさくなくて気楽なんだ。

「舜介、公園にきてどうするの?」

「もう、会わないにしても、一度とことん話し合った方がいいだろ。」

「それって、、、今日限りってこと?」

「真実がどうであれ、俺たちはあのとき終わったんだ。今になって真実を知らされても、余計惨めになるだけだ。あの時の無力さを突き付けられてなお、自責の念にかられてやり直すとでも思った?」

無言のまま、首を何度も横に振る。

「確かに、キミは辛い思いも苦しい時間もあったかもしれない。でも、その思いに報いることは出来ない。すべて今さらなんだよ。今になってどうしてわざわざ会いに来た?」

しばらくの沈黙のあと、静寂を破ったキミが本音をさらした。


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