幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

一気にバクバクと心臓が暴れる。まだ乗ると決まっていないのに、乗る気満々だ。



「朝陽くんにお願いしなよ!私も全力で応援するから!」


「うん。頑張る!」



桃菜ちゃんにそう応援されて思わず頷いた。もしかしたら………朝陽に想いを伝えることが出来るかもしれない。


私………朝陽が大好きなんだ。



「あははっ。その調子!楽しみだね、暴走!久しぶりだからワクワクする!」



キラキラと目を輝かせて語る桃菜ちゃんを見て私も頑張ろうと気合いをいれた。



***


それから数日後。


梅雨に突入する前のジメジメとした気温が続き、髪の毛も湿気で毎日のお手入れが大変だと思いながらはぁ、とため息をつく。


毎日変装するのも大変。


髪を毎日黒く染めなきゃいけないしメガネも慣れてきたんだけど違和感がまだ拭えない……。



「心美、そろそろ行くぞ!」


「あ、うん!」
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