幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
「暴走する道に展望台があるって桃菜ちゃんに聞いたんだけど………そこに寄って欲しい」
「………わかった」
何かを察したらしい朝陽は私を見たあとそう呟いた。なんでと聞かれるかと思ったがそうでなくてほっと胸を撫で下ろす。
よかった。
私はその展望台で告白しようと思ってたから。
「ありがとう」
「ん。じゃ、行くか。行きはリムジンで行くぞ。バイクはあのたまり場に置いてある」
「わあ、楽しみー!どんなバイクに乗ってるのか全然想像出来ないな」
朝陽はバイクが好きじゃないって言ってたから今日が私の初バイクだ。
ちなみに桃菜ちゃんは何回も小川くんのバイクに乗ったことがあるらしい。
何故か自慢気に話された記憶がある。
「お、ちょうど来たみたいだな。乗るか」
「うん」
朝陽にエスコートされてリムジンに乗り込む。ドキドキしながら赤座さんにぺこりと挨拶する。