幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

そして、リムジンは走り出した。




「ついたぞ」


「ふー。やっぱり何回乗ってもリムジンは広いな。朝陽はいつもこんな生活してたの?」



赤座さんに挨拶して車から降りる。


お金持ちの家の考えてることってよく分からない。普通の車に乗ればいいのにわざわざこんな高いリムジンに乗らなくてもと思う反面、少し羨ましい。


だって朝陽には厳しくても優しい両親がいて、お金にも困らなくて、友達もたくさんいる。


私には持っていない要素がたくさんあるんだ。



「昔はな。今は心美と暮らしているけどそっちの方が楽しいぞ。何にも縛られなくて、可愛い幼なじみがいるからな」



ードキッ。


サラッと可愛いと言われて反応する心臓。お世辞だとわかっていても嬉しい………。


ダメだとわかっていても頬はだらしなく緩んでしまう。


私………こんなんで朝陽に告白できるのかな……。


ふ、不安しかないっ!
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