幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
気持ちを落ち着かせるように何度も深呼吸する。
それから中に入り、みんなに挨拶しながら部屋のソファに座る。
この前と違って今日は桃菜ちゃんも部屋にいてなんか変な感じがする。
「心美ちゃん!こっち!よかったね、暴走に参加することができて。これで朝陽くんの特等席はバッチリキープだね!」
隣に座って話していると耳打ちして冷やかすように言ってきた。
その瞬間、ボンッと音が出そうなほどの勢いで顔が熱くなる。
「桃菜ちゃんー。あんまからかわないでよー。そんなこと言う桃菜ちゃんだって今日はオシャレしてんじゃん。このこのー」
私も負けじと言い返して見るものの、今日の桃菜ちゃんはすごく可愛くてそっちが気になる。
黒くてふわふわした髪の毛は編み込みをしていて薄くメイクもしている。
いつも以上に雰囲気が………色っぽい。
………って、何考えてるんだろ、私。