幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
………え、私……朝陽に抱きつかなきゃいけないの!?
今更だけどそんなことを頭の中で駆け巡る。
そんなんドキドキして死んでしまう!
告白する前にバイクから振り落とされるー!
「心美、しっかり掴まっとけよ!じゃねーと振り落とすからな!」
しまいには朝陽に脅された。
今考えていたことをよまれたように感じてビクッと体が反応する。
ひぇぇ……。
この状況、地獄………!
朝陽に心臓のドキドキが伝わってしまいそうで怖い。だけど………。
ーぎゅ。
意を決して私は朝陽に掴まった。
その瞬間、朝陽の体がビクッと跳ねたけど私はそんなことを気にしてられない状態。
「よし。そんじゃ、出発!」
掛け声と共に走り出したバイク。
ライトをつけたバイクは夜道を照らすように走った。
しばらく走っているとだんだんなれてきて景色を楽しむまでになっていた。