幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
「………そうか」
朝陽は照れくさそうに笑うと私の頭を撫でる。
ふふ、朝陽に頭を撫でられるの、好きだなぁ。
「それでね、私………」
深呼吸してスっと息を吸う。ここだ、ここからが本番だ。私の想い、届け!
「私………朝陽のことが……す…」
ーブォン、ブォン………。
好き、と言おうとしたのにバイクのエンジンで私の声はかき消された。
え、待って。
嘘っ!タイミング悪っ。
誰だよ、私の告白の邪魔をしたのは!
「あ?なんだ、このバイク………まさか」
朝陽もはっとしたように周りを見渡すと一気に顔が険しくなる。
私は告白を邪魔されてイライラモード。
恐怖心よりイライラが勝っていた。
「朝陽………このバイクは?小川くんたちの?」
「いや、冬馬たちはまっすぐ倉庫に向かった。これは………Skyblue以外のバイクだな。心美、ちょっと下がってろ」