幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

「おい、あんまデカい声で言うな。俺はその肩書きが好きじゃねぇんだ」



朝陽は眉間にシワを寄せて渉くんを睨む。私は全国No.1と聞いてドキッとした。


さっきの山本っていう人も全国No.1と言ってたけど本当だったんだ。


なんで朝陽はそんな大事なこと言ってくれなかったんだろう。もしかして隠してた?


なんだか仲間はずれにされたような感覚に陥り胸がズキッと痛む。朝陽といると胸が痛んだり、ドキドキしたり大忙しだ。


いい感情も悪い感情もすぐに出てしまう。



「今日はもう遅いから解散する。だけど明日、学校で少し作戦を練るか。もうすぐ文化祭もある。一般生徒を巻き込む訳にはいかねぇからな」


「そうだな。いつかは潰さなきゃいけないチームだし、早めにやっといて損はないだろ」



私が考え込んでいる間にも話はどんどん進んでいく。


私………このまま取り残されちゃうの?


それだけは嫌っ!
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