幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

内緒の話



「は、はっくしょんっ!………さむー……」


「もー。助けてくれたのは嬉しいけどなんで傘を放り投げたのかな。もう少し気をつけてよね。ほら、タオル」


「ズズっ………ありがどう………はっくしょんっ!」



私はまた大きなくしゃみをする。寒いよー。雨に濡れるとこんなに寒かったっけ?


桃菜ちゃんからタオルを受け取り、髪をわしゃわしゃとふく。


桃菜ちゃんの家についたはいいものの、寒すぎて挨拶を終えて部屋につくと盛大にくしゃみをしてしまった。


情けない………カッコ悪すぎて涙が出てくる。



「お風呂、入ってきな。お母さんには話しておいたから。お風呂は1階にあるから」


「はーい。ほんと、ごめんね」


「いーの。早くいきな」



促されて私は服とバスタオルを受け取ると1階に降りてお風呂に入った。


人の家のお風呂に入るのは初めてで緊張したけどとても気持ちよくて体があったまった。
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