幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

そう言って部屋から出ていってしまった。


………くつろいでてって言われてもなぁ。


とりあえずドライヤーで髪を乾かすか。


ドライヤー…………。


ドライヤーの風にあたりながらふとこの前、朝陽に髪を乾かしてもらったことを思い出す。


髪を乾かしてもらって、それから………。


ギャーっ!


私、何を思い出してんの!
思い出しただけでも赤面するわ!



「はー………私、とことんついてないなー……」



ぼーっと髪を乾かしたあと、私はスマホをいじる。朝陽からメッセージは、きていないか。


どうしよう。


今日の出来事、言った方がいいのかな。言ったらまた面倒なことになりそうな気がするけど。


これ以上朝陽を心配かけたくないし……。



「はぁー………」


「なーに、人の家で辛気臭い顔してんの。もしかして疲れた?」


「も、桃菜ちゃん!いつからそこに!?」
< 155 / 228 >

この作品をシェア

pagetop