幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
そう言って部屋から出ていってしまった。
………くつろいでてって言われてもなぁ。
とりあえずドライヤーで髪を乾かすか。
ドライヤー…………。
ドライヤーの風にあたりながらふとこの前、朝陽に髪を乾かしてもらったことを思い出す。
髪を乾かしてもらって、それから………。
ギャーっ!
私、何を思い出してんの!
思い出しただけでも赤面するわ!
「はー………私、とことんついてないなー……」
ぼーっと髪を乾かしたあと、私はスマホをいじる。朝陽からメッセージは、きていないか。
どうしよう。
今日の出来事、言った方がいいのかな。言ったらまた面倒なことになりそうな気がするけど。
これ以上朝陽を心配かけたくないし……。
「はぁー………」
「なーに、人の家で辛気臭い顔してんの。もしかして疲れた?」
「も、桃菜ちゃん!いつからそこに!?」