幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
ドアの方から桃菜ちゃんの声が聞こえて振り返るとそこにはビニール袋を下げてながら立っていた。
全然気配感じなかった!
し、辛気臭い顔ってどんな顔だろう………。ペタペタと自分の顔を触ってみるけどもちろんわかるはずもなく。
「心美ちゃん………見れば見るほど可愛い……。あんな変装してるのもったいないくらいよ」
「へ?私が可愛い!?」
うっとりと見つめながら私の前に座るとおもむろにスマホを取り出し、写真をパシャリ。
………って、何、写真撮ってんの!
恥ずかしいからやめてよね!
「桃菜ちゃん!写真消してー!恥ずかしい!」
「やだね。これは私の待ち受けにするんだから」
「ギャーっ。それだけはやめて!朝陽に怒られる!」
ただでさえ、朝陽に変装をとくなときつく言われてるのに、敵には素顔が見られるわ、桃菜ちゃんには写真を取られるわで怒られることは確実。