幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

「別に!朝陽のバカっ!」



私のそばに居てくれるのは嬉しいけど朝陽はとにかくモテるからこの視線を毎日浴びる羽目になってしまった。


桃菜ちゃんは気にしなくていいと言ってくれるけどそれは無理だよー………。



「工藤くん、かっこいいー!はぁー……最高」



私が近くに行ったけど特に用事はなかったらしい。私を呼んだ女子は目をハートにしてうっとりと朝陽を見つめていた。


………朝陽、あんたモテてんだよ。少しは喜びなさいよ。


女子が熱い視線を送っているのに朝陽はくわぁ……と大きなあくびをしていた。私は呆れてため息が止まらない。


無関心にも程があるんじゃない?



「………で?心美を呼んだ理由は?」


「え、あ。えーっと、これをお願いしようかと思って」



朝陽がちらっと女子の方を見ると用事の有無を尋ねた。女子はそのことで慌てたように、1枚のプリントを私に差し出す。
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