幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

あ、ちゃんと私にも用事があったんだ。


特に何もすることがなかった私にしては仕事を与えてもらえるとありがたい。


………だけど、周りの女子の視線が痛くて痛くて仕方ない。


プリントを差し出してくれた子は話したことがあるから大丈夫なんだけど、その子の取り巻きはあまり話したことがないのですごく怖い。


多分、私が呼ばれたから朝陽を見ようと集まっただけなんだろうけど……。


あ、圧がすごい。


周りの女子はメイクが濃くて、いつも騒いでいるグループの人だった。


ギャルっぽいからいつも関わらないようにと気をつけていたんだけど、朝陽のこととなると敵を見るような目で見てきて萎縮してしまう。



「こ、このプリントは?」



何とか気を紛らわそうとするけど声が震えていた。この前のヤンキーとはまた違った圧があって同性だと怖さは数倍増す。


朝陽は警戒したように女子を見ているけど、それも効果がないみたい。
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