幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

改めて自分の気持ちの大きさに気づいた。


私はやっぱり朝陽が好きで、ずっと隣にいたいんだって。さっきは朝陽に聞かれたから否定しちゃったけど本当は石崎さんに嫉妬してたんだ。


もう、自分では気持ちのコントロールができないほどになっていた。


これはもう………文化祭の時に告白して、ちゃんと自分の気持ちを伝えよう。



「うん。このままじゃ、良くないよね。気持ちにケリをつけなきゃ」



個室の中で独り言を言う。


それは朝陽に想いを伝える覚悟をもう一度決めた瞬間だった。



***


ーキーンコーンカーンコーン………。


今日の最後の授業が終わり、先生が教室を出ていった瞬間、ザワザワと騒がしくなる。


私はというと、今日石崎さんに頼まれたプリントに絵を描いていた。


とにかく早く仕事を終わらせて、朝陽と一緒に帰りたい。


なんでか分からないけど、今日は朝陽と一緒にいたい気分だった。
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