幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

締め切りは明日の放課後までなんだけど、先生になるべく早く提出をお願いされたから今日中には終わらせたい。


実はあの後、教室に戻ったら裏方の仕事を少し頼まれたからまだ仕事は残ってる。


文化祭まであと一週間とちょっと。


みんな気合いが入っているから私1人のせいで迷惑をかけたくない。とにかく急がなきゃ。



「まだその仕事終わんねぇの?」


「え?あ、うん。もう少しで終わるんだけど。もうちょっとだけ待っててくれる?」


「俺は別にいいけど」



朝陽は眠そうにあくびをする。


つーか、朝陽は文化祭の仕事はないわけ?さっきからずっとあくびをしているけど。



「ねぇ、朝陽は仕事ないの?」


「あ?俺、ジャンケンで負けたから、当日執事役しなきゃなんねぇんだよ。仕事はそれだけだから、特にねぇな」



淡々と話す朝陽は少しイラつきながらも、ちゃんと執事役をやるんだ。
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