幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

「ふぅー。終了。朝陽、終わったよ……って、寝てるし!」



トントン、とプリントをまとめて隣を見てみると机に突っ伏して朝陽は寝ていた。


………どれだけ疲れてたのよ。


サラサラのピンク髪を眺める。スースーと気持ちよく寝息をたてている朝陽は子どもみたいで可愛い。


毎日一緒に暮らしてるけど寝顔をよく見ることってないな。じっくり見たのは初めてかも。


まつ毛長いなー……。


羨ましい。


そんなどうでもいいことを思いながらクラスを見渡してみると、誰もいなかった。


桃菜ちゃんや、小川くんたちもいなくて驚いたけど時計をみたら納得した。だって時計の針は午後5時を指していたから。


スマホをチェックすると桃菜ちゃんから先に帰るね、とメッセージがあってグループトークにもチラホラとそんなメッセージがあった。


どうしよう。


先生に先に出してこようかな。


朝陽、気持ち良さそうに寝ているし。
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