幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
だって………似ていたから。
私を人としてみていないあの親戚のおばさんや、姉妹みたいな目をしていた。
ゾクリ、と背中に寒気が走る。
目の前がだんだん真っ暗になって何も考えることが出来なくなった。
「………はぁ、はぁ……」
しまいには呼吸も浅くなってきて何度も浅い呼吸を繰り返す。
なんで。
なんでこの人たちは私に絡むの。私、何かしたっけ。何も悪いことはしていないよ。
それに、なんで朝陽と幼なじみだってだけでこんなに責められなきゃいけないの。
もう、嫌………。
気をつけていたつもりなのに結局いつも面倒なことに巻き込まれる。
朝陽………。
「えー?大丈夫ー?ギャハハ!」
私を見て笑うギャルはもう悪魔にしか見えなかった。私は胸を手で押えてうずくまる。
「おい、何してる?」
「えっ」
すると、ギャルの後ろから低い声がして、ギャルが一斉に振り返る。