幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

ピンク頭の理由

ーピピピ、ピピピ……



「………んっ、朝………って、朝っ！」



気持ちのよい眠りから目覚ましによって起こされた。ここ最近は疲れが溜まっているから起きるのが辛い………。


それも全部……



「朝陽！朝だよ！今日入学式だから、遅刻しちゃう！」


「………んー……、ここみ……」


「ちょ、何すんの！は、離して〜」



私は何故か同じベッドの中で寝ている朝陽を起こしているんだけど寝ぼけているのか私をまたベッドの中に引きずり込もうとする。


そのひとつひとつの仕草にドキドキしっぱなしの私は今にも心臓が口から飛び出そう。


いやぁ、こんなにドキドキする同居なんて聞いてないよ！



「朝陽！いい加減起きて！ぶっ叩くよ！」



だんだんイライラしてきた私は最後の手段にでる。


全く。


毎朝毎朝……。



「んー、心美おはよう……」



ようやく起きた朝陽は眠たそうにまぶたをこする。