幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
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なんだかフワフワする………。
あれ、私ってどうなったんだっけ……。頭の中がフワフワして……。
「小野寺さん、工藤のやつ、いつ来ますかね」
「もうすぐで来るだろ。大事な姫が奪われたんだ。やつはきっとすぐ来る」
「ですよね。じゃー、俺、ちょっと行ってきます」
そんな会話がうっすらと聞こえてだんだんと意識を取り戻す。
あ、そっか。
私………ヤンキーに連れ去られたんだっけ。桃菜ちゃんを待っている間に……って、え、連れ去られた!?
そこで意識は確実に戻った。
「うっ………いった……」
「お、目が覚めたか?どうだ、気分の方は」
起きた瞬間頭痛がして思わず顔をしかめる。目をゆっくり開けると……
「だ、れ………?」
私は横たわっているのかヤンキーは座って私を見下ろすような格好をしていた。
ツンツン頭で色は黒。つり上がった目が特徴的で初めて見る顔だ。