幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
「まだ頭は痛むか。悪いな、学校に向かわせたやつが手加減もしねぇで暴力ふるって」
ツンツン頭は謝ってくるけど話し方は淡々としていて全然悪びれる様子はない。むしろこの状況を楽しんでいるようにも見える。
視界がはっきりしてきて、周りが見えてくる。
メガネはいつの間にか取られていた。
「俺はcheaterの副総長の小野寺晴空(おのでらそら)。山本の幼なじみだ」
「…………」
名前を名乗るとご丁寧にも役職やcheaterの関係を言った。
私………なんでコイツに膝枕されてんの!?
つーか、スマホは!?
「ああ、あんまり動くと………」
「そんなん大丈夫だから!離して!」
私は状況を把握すると、小野寺から離れようと起き上がる。
だけど体を押さえつけられて動けない。
「そんな暴れんなよ。俺はなんもしねーよ。山本と違ってな」