幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
「お前を襲った目的、教えて欲しいか?」
「………ひゃ!」
サラッと髪を落とすと今度は山本に首をつーっと触られて体がビクッと跳ねる。
びっくりしたせいで変な声が出てしまった。
逃げたいけど、山本が怖くて手も足も上手く力が入らなくてされるがままになってしまう。
ヤダヤダ、朝陽以外に触られたくない!
「も、目的を早く教えてよ」
「そうだなー。このまま教えてもいいが、面白くないな。そうだ、その前にキスさせろよ」
「は!?絶対に嫌!」
に、逃げなきゃ!
気を紛らわせようと目的を教えて欲しいとお願いしたのに話がとんでもない方向にいってしまった。
どうしてキスをするって話になんのよ!
意味わかんない!
「ほら、一瞬で終わるから。そしたら目的を教えてやるよ」
私は逃げようと足に力を入れて立ち上がろうとしたけど山本に押さえつけられてソファに押し倒される格好になった。