幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

「………変装までする必要あるの?そりゃ、暴走族とか不良とか危ないのは知ってるよ?でもそこまでしなくても。姫、はわかんないけど私を狙うやつなんていないと思うなぁ」



こんな地味な私を狙うやつがいるなら逆に名乗り出てほしいくらいだ。


私を狙ってもメリットない気がする。



「心美、俺からの頼みだ。変装して学校に通ってほしい。これが……心美の身の安全を守るためでもある」



眉をひそめて懇願するように言われた。


……そんな風に言われたら変装するしかなくなるじゃん。



「………わかった。だけど私、変装道具持ってないよ?」


「そこは大丈夫だ。ちょっと待ってろ」



朝陽は味噌汁を飲み干すと席をたち、持ってきたカバンの中身をガサゴソとまさぐっている。


………朝陽、なんでそんな私を守ることに必死なんだろう。


暴走族のことも驚いたけどそんなの、私には関係ないのに。
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