幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
同じ制服を着た女子高生が目をハートにして朝陽を見ている。
これ、変装しても意味ないんじゃ……。
朝陽と一緒にいたらどこでも目立ってしまう。隣にいるのが私なの、みんな不思議そうに見ている。
「隣にいる、地味な女誰?」
「もしかして彼女とか?」
「うわー、有り得ないわ。消えてくんないかなー」
………ごめんなさい、ごめんなさい……。
朝陽の隣にいるのがこんなちんちくりんの私でごめんなさい……。幼なじみでごめんなさい……。
なんだか罪悪感でいっぱいになり、ひたすら心の中で謝る。
うー、やっぱり別々で出てくればよかった……。
「あ、朝陽……」
「んー?どうした?」
朝陽はいつも通りの王子様スマイル。こんな時でもこのイケメンな顔は崩れない。
……さすがだな。
女子の視線気にならないのかな。
「あの………ものすごく目立っているのですが……」