幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
悪目立ちする!
はぁ。
ため息をつきながら学校に向かった。
「クラス表は………あ、あった」
ザワザワと騒がしい天野学園の昇降口。無事に学校につくと私はクラスを確認するため、クラス表を見ていた。
不良校だけど登校している人が多いのか、昇降口は新入生らしき人でごった返していた。
私はそんな人混みをかき分け、何とかクラス表を確認する。
「えーっと………」
「心美っ!はぁ、やっと追いついた……逃げ足はぇぇ……」
自分の名前を探していると遅れてきた朝陽が肩で呼吸をしながら私の隣に並び、合流した。
逃げ足早いって……普通の早歩きなんですが。
「あ、私一組だ」
そんな朝陽をジト目で見たあと、再び自分の名前を探す。
全部で5クラスある中から自分の名前を一組のところで見つけた。
「ほんとだ。俺は………って、心美と一緒じゃん」