幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

その視線は女子の嫉妬の視線とはまた違って鋭く、敵を見るような感じ。


ゾクッと背中に寒気が走る。


思わず身震いしてしまった。



「おい、心美をそんな目で見るな。怯えるだろ」


「だってよ、朝陽が女子を連れているなんて珍しいし。初めて仲良くしてる女子がこんな地味って……」



ーグサッ!


さ、さすがに今の地味は効いたよ……。地味なことは理解してるけどいざ面と向かって言われると……なんか、こう………うん。



「いくらなんでも言い過ぎだ。こんな可愛いのに、それ以上言ったら冬馬でも許さねー」



私がひっそり落ち込んでいると、ドスの効いた低い声で緑色の頭をしたイケメンくんを睨んでいる。


あ、朝陽………?



「へぇー。お前がそこまで言うなんて。久しぶりじゃねぇか」



心配になって顔をあげると緑色のイケメンくんは怯えるばかりか朝陽を睨み返している。
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