幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
………なんなんだろう、この雰囲気。
私………どうしたらいいの!?
間に挟まれ、あわあわしていると、
「もう、朝陽くん!そんな怖いオーラ、朝から出さないでよ!女の子、怖がってるじゃん」
「………は?イデッ!」
またまた別の方から声が聞こえて振り返ろうとした時、朝陽の悲鳴のような声が………。
「は、なせっ!やっぱり、お前かっ!総長に一撃与えるなんていい度胸だな」
私は恐る恐る後ろを振り向くと………
「ねぇ、大丈夫だった?」
「ぎぁぁぁ!」
ーバシッ!
見知らぬ顔がドアップに写り、私はびっくりして反射で顔をぶっ叩いてしまった。
ジンジンと痛む手のひらを見て、はっと我にかえる。
や、やばい………つい反射で……。
「いったぁ………キミ、力強いんだね」
頬を抑えて涙目で見る可愛い男子がいた。
ああ、こんな可愛い男子の顔をぶっ叩いてしまったのか………。