幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

無事に入学式とHRが終わり、あとは帰るだけになった。


だけど私はこれから寄るとこがあった。



「朝陽、たまり場ってどこにあるの?何で行くの?」



あのイケメン達を見送ったあと朝陽に詰め寄る。なんだかんだ話が進んで放課後を迎えたわけだけど今ひとつ、詳しくは説明されていない。


みんなで学校を出たのは良かったけど……まさか学校にバイクで来ているとは思わなくて空いた口が塞がらなかった。


暴走族って、ほんと………よく分からない。



「んー、隣町の海岸。そこに倉庫があって、俺らのたまり場に使ってる。俺らのチームはかなり規模がデカいから広いぞ」


「と、隣町の海岸!?って、遠くない!?」


「そう?でも、そこまでじゃねぇよ。……よし、一旦帰って準備だ」


「は!?準備!?」



さっきから情報量が多すぎて全然ついていけない私はもう考えるのをやめた。


朝陽に……身を任せるか。
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