幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
この街にきてまだ1ヶ月。
もしかしたら幼なじみに会えると思って過ごしていたこの1ヶ月。
だけどそれは叶わないまま時間だけが過ぎていった。でも、こんな形で朝陽と再会できるなんて。
私………この繁華街で働いて良かった。
初めてそんなことを思った。
隣を歩く朝陽をチラリと覗き見る。
かっこよくなった幼なじみを見て……ドキドキと心臓が止まらない。
私の願い……かなちゃった。
それから私のアパートに案内して2人で向き合うように座る。
「………で?これはどういう状況だ?」
「………朝陽も知っての通り、私の両親は事故で亡くなったでしょ?それで親戚に引き取られたんだけど」
私は朝陽の目を真っ直ぐ見てこれまでのことを話した。
***
私の家は朝陽の家の隣にある一軒家でお父さんとお母さんの3人で暮らしていた。
朝陽は幼なじみで小さい頃からずっと一緒にいた。