幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
まさかの………金髪だったから。
「あ?そこの女、誰だ?」
そして向こうも私に気づいたのか目を細めてこちらを睨んでいる。
また睨まれてる……今日はどれだけ人に睨まれたんだろ……。
「恭平か。今からその説明もするからみんなを集めてくれ」
「………もう集まってる。あとはお前らだけだ」
「わかった。悪かったな。心美、行くぞ」
「う、うん」
2人が短く会話をした後、朝陽は歩きながら後ろを振り向き、私を見る。
その顔は真剣な表情をしていた。
なんでそんな顔をするんだろう、と不思議に思いながら私もあとをついて行く。
「ちょ、朝陽くんっ!僕を置いてくなー!」
その後をさらに渉くんが追いかけてきた。金髪くんは私をもう人睨みすると中に入っていった。
「お、お邪魔します………」
朝陽を追いかけて中に入ったのはいいものの、それからはびっくりして立ち止まってしまった。