幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
朝陽もイケメンだけど類は友を呼ぶってこのことをいうのね。
あはは……。
「藤原心美………お前が?朝陽から話は聞いていたがイメージと全然違うな」
「えっ。い、イメージ?」
目の前に座る緑髪くんが声を上げて私を見る。
っていうか、朝陽、私のことみんなに話してたの!?
イメージと違うって……一体どんな説明してたのよ。まぁ、だいたい想像はつくけど。
朝陽を人睨みすると握られていた手をぱっと離す。今さらだけど恥ずかしいのとなんかムカつくのとが混ざって……手を反射で離していた。
「朝陽、一体私のことをどういう風に話してたのよ。つーか、私のことなんで話してたの!?」
「………」
私が問い詰めても朝陽は無言を貫く。じーっと顔を見ていると少し、朝陽の顔は赤く見えた。
………なんで赤くなってんの。
「まぁまぁ、心美ちゃん。落ち着いてね」
「気安く名前で呼ばないで!」