幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

そこから話を進めてほしい。流れに身を任せていたけどそろそろ限界。


私はふぅ、と息をついてソファに座り直した。この空間に慣れてきた。


なぜだか知らないけどみんなのこと知りたいって思い始めている自分がいることに気づく。



「それもそうだな。Skyblueのことも知ってもらわないといけないし。朝陽の幼なじみならなおさら。姫に1番近い存在かもね」


「………」



だからその姫って何?


わざとらしくグレーの髪の人が言った後、朝陽を見る。だけど朝陽は微動だにせずじっと何かを考え込んでいた。



「自己紹介、始めてくれ」



朝陽が何か言うのかと思ったけど淡々とした様子でそう、みんなに指示を出していた。


………みんなの名前を知ることが先か。暴走族の仕組みも気になるけどまずは自己紹介ね。



「じゃ、俺からね」



すっと、一番目に手を挙げたのは緑色の髪の人。
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