幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

だけどその声は部屋に響くだけで心美には届かない。


こんな変わった俺を受け入れてくれた心美。


いつまでも優しくて………。


最高の幼なじみだ。


だけど俺は幼なじみで終わらせたくない。心美、これからは覚悟しとけよ。


以前心美に言ったことを心の中でもう一度つぶやく。


そして………


また心美の頬にキスをした。


理性を必死で飛ばないように我慢しているんだからこれくらいはいいよな?


もう少し……俺に甘えてくれよ。


強がらないで、素直に。
俺も強くなるから。


心美に好きと言えるまで。


その時まで………我慢できるだろうか。


いや、我慢するんだ。心美に嫌われたくなかったら。暴走族のことも、ちゃんとしなければ。


ープルル、プルル………。


ぼーっと心美を見ているとスマホが震えた。


俺はスマホを取り出し、画面を確認する。電話の相手は冬馬だった。
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