幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

「もしもし」


『俺だ。ちょっと報告があって電話したが今、大丈夫か?』


「ああ」



冬馬がこんな時間に電話してくるの珍しいな。今日の報告会ではいつもと変わらなかったが何かあったのか?


心美を起こさないように小声で話す。


冬馬にも心美と一緒に住んでいることは言っていないので実家にいるとでも思っているのだろう。


最近は全然あの家に帰ってはいないが。



『悪い報告だな』


「悪い報告?早く話してくれ」



痺れを切らして冬馬に先を急かす。悪い報告ならなおさらでみんなにメッセージとかを回さなければいけない。


やけに真剣な冬馬の声で嫌な予感が拭えない。


胸の奥がザワザワする。



『ココ最近、cheaterは活動とか、動きが少なかっただろ?』


「………ああ」



cheaterと聞こえてピクリと反応する。


その名前は聞き覚えがありすぎてまたか、とため息を出しそうになる。
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