幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
よりによってこいつに勘づかれるとは。
まぁ、でも冬馬にも彼女いるし。恋愛経験値は俺よりも上だ。
だから冬馬には勘づかれたくなかった。
「………そうだよ。悪いか」
『ははっ。認めたな。幼なじみの話は前から聞かされていたけどイメージとは全然違うんだな』
ケラケラと笑い飛ばすと心美の話に変わった。
「まぁな。久しぶりに会ったし。顔も変わるわ」
だけど俺は知っている。心美は昔から可愛くて美人。それは高校生になった今ではさらに磨きがかかっていて、言葉で言い表せないほどだ。
………本人は自分の美貌に気づいていないみたいだが。
そのことは俺だけが知っていればいい。Skyblueのみんなにも内緒にして、心美を独り占めしたい。
なんて俺は独占欲むき出しだろうか。
『とりあえず、頑張れ。俺は藤原さん気に入ったから。あとはみんなの出方次第だな。あとは振られないように頑張れよ。じゃーな』