幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

って、そんなこと私には関係ないじゃん。


何ガッカリしてんのよ。


もう一度ため息をつく。ふと視線を感じて顔を上げるとバチっと朝陽と視線が合う。


ードキッ。


また、この視線………。


なんだか恥ずかしくなってパッと目をそらすと今度は私を見てニヤニヤと笑う桃菜ちゃんと目が合う。


どうして今日はこんなに視線が集まるんだろ……。


ーキーンコーンカーンコーン……。


そうこうしていると午後の授業が始まる予鈴がなった。


私は慌ててコンビニのレジ袋を掴むと桃菜ちゃんを引っ張って屋上を出ようとする。



「じ、じゃあね!みんな。また!」


「え?心美ちゃん?そんな急がなくてもー!」



桃菜ちゃんの声が後ろから聞こえたがそんなの気にしてられない。今はとにかく朝陽から離れたかった。



「………というか、こんな顔、朝陽に見せられないよ」


「なんか言った?」


「なんでもない!」
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