幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

真っ赤に染まった顔を冷ますように廊下を走って教室に戻った。



***


「はぁー………私………どうしたんだろ……」



学校が終わり、家に帰ってきた私は夕飯を作りながら今日の昼休みのことを思い出していた。


家には朝陽はいない。


今日はSkyblueの集まりがあるから先に帰っててと言われたので速攻家に帰り、何も考えたくなかったので夕飯を作ることにした。


だけど夕飯を作っている間も考えるのは朝陽のことばかり。


渉くんからあんな質問が飛び出るとは思わなかったから思いっきり動揺してしまった。


なんで動揺したのかはわかんない。


好き、とか嫌いとかそんな感情を朝陽には抱いたことがなかった。


そもそも初恋がまだな私は好きという気持ちがわからない。


ドキドキとかはするけどどこから恋と呼んでいいのかもわからない私の気持ちは………はっきりしないまま。


だけど朝陽に好きな人がいるかもと思ったら胸が痛む。
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